JAOS認定留学カウンセラー(略称JAOScc)の「2010年第2回 認定試験/スクーリング」が6月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり、東京・杉並区のアルク本社地下ホールで開催されました。首都圏ばかりでなく、関西や福井、福岡、仙台など、全国から参加されました。今回の受験者は29名でした。
1日目の午前中には、記述式による筆記試験が行われました。試験独特のピリリとした緊張感と静寂の中で、熱心に鉛筆を走らせる音と時折消しゴムを動かす音だけがしていました。

昼休みをはさんで、午後からは一橋大学の服部まこと先生による「アイスブレーキング」でスクーリング始まり、ゲームを通して発想の転換を図ることの重要さを体感し、緊張気味だった参加者の表情もほぐれました。服部先生による「留学カウンセラー概論」の講義が行われました。受験者の皆さんは熱心に講義に耳を傾け、重要なポイントをメモしていました。
『こうすればなれる留学カウンセラー』の著者である、グローバルパートナーズ留学サポートセンターの星野達彦先生による「留学相談の受け方 留学カウンセリングの進め方」の講義がありました。2つの留学相談のケースに沿って、カウンセリングのポイントを解説されました。
座学の後は、日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)会長の藤延芳子先生の指導により、カウンセラー役と相談者役に分かれてロールプレイを行う「ワークショップ 留学カウンセリング」が行われました。初めてのカウンセラー役になりきって熱っぽく演じている参加者が多く、留学カウンセラーとしての資質が感じられました。ロールプレイを通じて留学カウンセリングで大切なポイントを体感されてものと思います。
その後、1日目の終わりには懇親会が行われて、参加者同士の交流を深める場面があちことで見受けられました。
2日目は、藤延芳子先生による講義「トラブル事例とその対応」で始まりました。留学カウンセラーが遭遇する、さまざまな留学に関するトラブルの事例を挙げて、その対応策の提示がありました。普段耳にすることの少ないテーマであり、参加者の関心も高かったようです。続いて、JCSOS海外留学生安全対策協議会の理事でもあり、危機管理の第一人者服部まこと先生による「海外留学の危機管理」の講義がありました。お昼休みをはさんで、午後からは、パネルディスカッション形式で「留学カウンセラーの育成とキャリアデザイン」のセッションがありました。パネラーには、ブリティッシュ・カウンシルの田中梓氏、横浜市立大学の胡子佳子氏、EDICM海外教育コンサルタンツの粂原京美氏をパネラーに、藤延芳子先生をモデレーターに進められ、公的機関、大学、民間留学エージェントと、それぞれの立場での留学カウンセラーとしてのキャリア体験を聞くことができる貴重な機会にもなりました。

スクーリングの最後のコマでは、参加者を4つのグループに分け、155分間の所要時間の中で新しいプログラムを考えて発表するという課題を与え、各グループ内でテーマについてディスカッションした上で、プレゼン資料を作り、グループごとに発表するというワークショップが行われました。今、話題の「婚活」を取り上げたユニークなプログラムを開発されたグループもありました。
参加者は筆記試験とスクーリングを通して、留学カウンセラーの認定審査を受けるだけでなく、自身の実践力の研鑽に努められ、他社や他業種の人たちと交流を深めて、たいへん中身の濃い2日間を送っていました。受験されたみなさま、本当にお疲れさまでした。7月末によい結果が届くことを願っております。
次回の「JAOS認定留学カウンセラー 認定試験/スクーリング」は、2011年1月22日(土)、23日(日)に東京で行われます。